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【マジック紹介】トランプの真ん中に入れたはずのカードが1番上に!「Ambitious Card(アンビシャスカード)」は理想的なマジック!?

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カードマジックの人気No.1といえば「Ambitious Card(アンビシャスカード)」でしょう。アンビシャスカードは一組のトランプの真ん中に入れたはずのカードがおまじないをかけると一番上に上がってくるというマジックです。

プロ・アマを問わず本格的なカードマジックを演じる方であれば演じたことがないという方はいないと思います。テレビでもよく演じられている影響でマジックをしない方でもこのマジックを知っている方が多くいらっしゃいます。

とてもシンプルながらウケがよく、ある意味で理想的なカードマジックの1つです。

「Ambitious Card(アンビシャスカード)」とは?


【マジック・手品】指を鳴らすとカードが上がってくる!Ambitious Card(アンビシャス・カード)

最初に主役となる1枚のカードを決めます。カードが1枚しかないことを証明するためにサインなどをすることもありますね。マジシャンはその主役のカードを一組のトランプの真ん中に差し込みますがおまじないをかけると1番上に上がってきます。間違いなく真ん中に入れていることを確認しながら何度か繰り返しますが、同じように真ん中に入れたはずのカードが一番上に上がってきます。

「Ambitious Card(アンビシャスカード)」は理想的なカードマジック!?

アンビシャスカードはとにかく人気の高いマジックでプロ・アマ問わず多くのマジシャンがレパートリーに入れています。それはアンビシャスカードがある意味で理想的なカードマジックだからでしょう。

もちろんマジックに何を求めるか?何を評価の基準にするか?は人によって異なるので一概には言えませんが、アンビシャスカードはとても利点の多いカードマジックなのです。

アンビシャスカードの利点はたくさんありますが、

  • 1組のトランプがあれば演じられ、テーブルも必要としない機動性。

  • シンプルでわかりやすくそれでいてインパクトのある現象。

  • 複数の方法論が生み出す説得力とタネのバレにくさ。

  • 即興性が高くその場の雰囲気に合わせた演技がし易い。

  • 他のマジックとの親和性の高い。

といったところがポイントでしょうか。

1組のトランプがあれば演じられ、テーブルも必要としない機動性

1組のトランプだけで演じられるカードマジックは数多くありますが、テーブル無しで演じられるものに限ると一気に半減してしまいます。その中で特に観客にウケるマジックとなるとなかなか難しいところです。

アンビシャスカードは使う道具はトランプ1組のみでテーブルも必要なく、また角度の問題も少ないので観客に囲まれていても演じることができます。

アンビシャスカードはマジックの中でもトップクラスのウケの良さが有りながら、環境に左右されずいつでもどこでも演じられるカードマジックなんですね。

シンプルでわかりやすくそれでいてインパクトのある現象

アンビシャスカードの現象はとてもわかりやすいです。一枚のカードが1組のトランプの真ん中から一番上に上がってくる、ただそれだけです。しかし、シンプルだからこそ強烈なインパクトのあるマジックになっています。

現象がシンプルでわかりやすいうえ、起こるまでの手順が短く選んだカードを覚えていたりする必要もないので見ているお客様にとっても負担が少なく、マジシャン側としても特段の説明などをしなくてもウケがとれる稀有なマジックです。

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複数の方法論が生み出す説得力とタネのバレにくさ

アンビシャスカードでは1組のトランプの真ん中に差し込んだカードが1番上に上がってくるという現象を繰り返しお客様に見せることになります。

一般に同じマジックや現象を繰り返し見せることは良くないと言われます。それは初心者向けの有名な教訓であるサーストンの三原則などでも言われているマジックの基本の1つです。

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しかし、アンビシャスカードの場合はお客様から見た現象は同じでも複数の方法論を組み合わせ、1回目より2回目、2回目より3回目のほうがより説得力があり不思議さが増すようになっています。

マジックを見終わったお客様がマジックを見たあとに「あそこが怪しかった」とか「こういう方法ならできるんじゃないか」と言った感想を抱くことがあります。アンビシャスカードでは複数の方法を組み合わせることで様々な角度からお客様の疑念を潰し、本当にあり得ない現象を生み出すのです。

こうした方法論によってアンビシャスカードはとてもタネのバレにくいマジックでもあります。仮にお客様になにか怪しまれるポイントがあったとしても他の手法に逃げることで最終的にタネがバレて終わることを防ぐことができます。

即興性が高くその場の雰囲気に合わせた演技がし易い

アンビシャスカードでは様々な手法があり、それらを組み合わせて演技することになります。マジシャンごとのオリジナリティが出せるところでもありますし、マジックを演じたときの雰囲気に合わせて一番上に上がってくる回数や現象の見せ方を調整することが可能です。

例えば、もうちょっと見たがっているなと思えば回数を増やしたり、いつの間にか口にくわえているなどの変化球的な現象を入れることもできます。

実践ではこうしたお客様とのやり取りに合わせて現象を変える事ができるマジックはとても貴重です。単純な時間調整も楽にできますしね。

ただし、いくら即興性があると言っても基本的な流れはしっかりと決めておいた方がいいと思いますけどね。

他のマジックとの親和性の高い

アンビシャスカードは現象がシンプルであるために他のマジックとの親和性が高く、現象をつなげやすいマジックです。

オチに移動系のマジックや変化系のマジックにつなげるパターンがいろいろと考えられます。逆にストーリー性の高いマジックだと気軽に他のマジックと組み合わせられないですからね。

カード・トゥ・ウォレットやカード・イン・レモンのようなあり得ないところにカードが移動するマジックとの組み合わせは鉄板ですね。

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また、一組のトランプが透明なアクリルの塊に変化するオムニデックのような変化系のマジックやお客様に書いてもらったサインが剥がれるといった一風変わった現象につなげることもありますね。

まとめ

いろいろと書きましたが、「Ambitious Card(アンビシャスカード)」は環境を選ばず特殊な準備もいらないので比較的手軽に演じられ、お客様にウケるうえ、他のマジックともつなげやすいという、とても使い勝手がいいマジックなんですよね。

特に何も準備していないときにマジックのリクエストがあると何も考えずにアンビシャス・カードを演じてしまうことも多く、ついつい多用してしまうので少し控えめにしたほうがいいのかな?とも思っているのですけどね。