奇術の森

種明かしだけじゃない手品・マジックの楽しさ伝えます

これからマジックをはじめたい方のために入門記事を用意しています!!
 ◆1からはじめる人のためのカードマジック入門講座 全10回
 ◆これからマジックをはじめたい方のためのマジック入門情報まとめ

マジックを演じる上でまず大切なことはテクニックよりも「説明力」である

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手品という文字を見ると手が1つで口が3つあるという話があります。マジックはトーク力が大切だということで昔からマジック界で言われていることです。テクニックなんかよりもトークがうまくないとウケないよということなんですね。

マジックの現象を起こすにはテクニックは不可欠なので、テクニックがないとマジックは成立しないわけですが、実はトーク力がなくてもマジックが成立しなくなる事があるんですよね。

僕もトーク力があるかと言われれば。。。まぁ自戒も込めて記事にしてみようというわけです。

マジックには説明力が必要だ!

説明力がなければマジックが成立しない

マジックを演じると「スゴい!」と言われますが、マジックは魔法ではない(なんだか言葉遊びみたいですが)のでできることしかできません。スゴいことをやっているというより、できることの範囲でスゴく見せるのがマジックです。

そのために必要なのが「説明力」なんですよね。

これから何をやるのか?今何をやったのか?どこが注目するポイントなのか?何が不思議なのか?マジシャンがお客様に説明すべきポイントはたくさんあるんですが、これらをきちんと伝えないとお客様に不思議さが伝わらないまま演技が終わってしまうということにもなりかねません。

例えばお客様にカードを選んでもらって当てるマジックでも、ちょっと複雑な手順になるとお客様は最初の方の流れを忘れてしまったりします。だから最後にカードが当たったことを示す前にそれまでの手順をおさらいする必要があります。マジシャンが何をやりたいのかを理解できないまま見せられると不思議なポイントに気づくのが遅れてせっかくのインパクトが薄れてしまうんですよね。

「おー!」ってリアクションが返ってきて欲しいところが「え?あー」ってなる感じです。(こういうところが説明力がない。。。)

自分ではしっかりとマジックを演じることができたつもりなのになぜかウケないと言った場合は説明力が足りないケースがとても多いんですね。

メリハリをつけ伝えるべきポイントをしっかりと抑えた説明が重要

説明が重要と言っても最初から最後までくどくど説明すれば良いかというとそれもまた違います。長い説明は聞いているお客様も疲れますし、メリハリがない演技になってしまいます。

お客様にしっかりと理解して欲しいポイントや覚えておいて欲しいポイントに絞って説明することが大切です。逆にあまり印象に残ってほしくないところは説明を省略したほうがいいですね。

このマジックでお客様に伝えないといけないポイントはどこなのか?を事前にしっかりと考えておくことが大切ですね。

説明の仕方でお客様の印象も大きく変わる

説明量はお客様の印象にも影響します。お客様は演技の最後まで流れの細かいところを覚えているわけではありませんが、しっかりと説明したところほど後々まで印象に残っているものです。

例えば最初にカードをフォースする場合などは細かいカードの選び方を覚えていない方が良いのでなるべくサラッとした説明にして、最後の方で「自由に選ばれたカード」、「偶然選ばれたカード」ということを付け加えることで、本当にそうだったような印象を与えることができたりします。

説明する内容を考えるときはお客様に忘れて欲しいポイントや考えて欲しくないポイントもしっかりとおさえておかなければいけません。

なるべく嘘はつかない

人はやましいことがあると嘘を強調してしまいます。マジックはやましいものではありませんが、嘘を強調してしまうのはやってしまいがちな間違いの1つです。

どうしても言わなくていいことを言ってしまいたくなるんですよね。昔から有名な「タネも仕掛けもありません」なんてフレーズは最悪です。なぜ疑われてもいないうちにこちらからそんなことを言ってはいけないのです。

上で書いた内容と反しますが、例えばフォースをした後に「自由に選びましたね?」などと強調するとお客様も違和感を感じてしまいます。嘘をつくことでタネに気づかれやすくなるということはよくあるのです。この辺はタイミングとバランス感覚なので難しいところですけどね。

不必要な嘘は極力排除したほうが失敗の少ない安全な説明になるはずです。

お客様にお手伝いをお願いするときはより丁寧な説明が必要です。 マジックで行う動作は日常生活にはありえないものが多いです。たんに「○○をしてください」と言っただけでは伝わらないと思っていたほうがいいですね。一つ一つの動きを細かく切り分けて丁寧に説明していく必要があります。 仮にマジックが成功してもお客様が失敗したという雰囲気になってしまってはすべて台無しですので、お客様にお手伝いをお願いするときは細心の注意を払って説明をするようにしましょう。

初心者のうちは台本を作ろう

説明力が大切といっても初心者のうちはとにかく難しいです。なにせマジックを演じるという作業の中でしっかりと説明をしなければいけないのです。ぶっつけ本番ではとてもうまく説明できません。

だから、初心者のうちは台本を作りましょう!

細かく作り込まなくてもいいし、一言一句間違いなく覚える必要もありませんが、流れやポイントを書き出しておくことは本当に大切ですし約にたちます。

慣れてくればそれまでの経験が台本の代わりになってくれます。

まとめ

マジシャンのトーク力というとジョークやおもしろいトークを想像する方も多いですが、まずはしっかりとマジックを成立させるトークが重要です。もちろんただの説明口調よりおもしろい方がいいに決まっていますが、初心者のうちは難しいですよね。

マジックを演じる上でまず大切なことはテクニックよりも「説明力」であるということが理解できればかんたんなマジックでも演じた側が驚くほどお客様にウケるようになりますよ!