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コインマジックに使うコインは500円玉orハーフダラー問題について考える

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日本のコインマジック界で昔からあるテーマとしてコインマジックに使うコインは500円玉がいいのか、ハーフダラーが良いのかという物があります。

500円玉派は日本では500円玉の方が自然、ハーフダラーは不自然と言い、ハーフダラー派はハーフダラーの方がマジックに使いやすいしオシャレだと言っている方が多いように思います。

結論からいうと使い分けでしょ?ってことになると思うのですが、それぞれ一長一短がありますのでちょっとまとめてみようと思います。

コインマジックに500円玉を使うメリット

500円玉の方が自然

見慣れない海外のコインを使うより日常見慣れている500円玉のほうが自然に見えるとのは言うまでもないことですよね。これが500円玉派の最大の理由です。

500円玉なら特に準備していなくてもお客様に借りて演じることもできますし、マジシャンが用意したものを使っても仕掛けを疑われることはないでしょう。即席マジックとして演じるのであればハーフダラーを使うことはできないですね。

ただ、コインを6枚とか8枚とかたくさん使うマジックで500円玉を用意している場合、500円玉をそんなにたくさん持っているということが不自然に見えるケースも有りますけどね。

500円玉は入手しやすい

500円玉は日本で一般に流通しているものですから入手しやすいですよね。マジックで長く使っていると手の油や汗で色が変わってくることもありますが、500円玉ならすぐに交換できるので手入れも不要です。

あえて購入するようなものではないので実質無料で使えるとも考えられます。

コインマジックにハーフダラーを使うメリット

使いやすいサイズと形状

日本でこれだけ広くハーフダラーが使われるようになったのはアメリカのマジックを手本にしてきた影響もあると思いますが、単純に使いやすかったからでしょう。

500円玉よりわずかに大きいサイズは見栄えと使いやすさのバランスがよく、これ以上大きいと一気に使いにくくなってしまうちょうど手前くらいの絶妙なサイズです。

端のギザギザのせいなのか銀貨の特性なのかクラシックパームもやりやすいですし、それ以外の技法もハーフダラーを基準に研究されていることが多いので当然やりやすいです。

同サイズの銅貨がある

コインマジックにハーフダラーと組み合わせて用いられることが多いのがイギリスのペニーコインです。ハーフダラーとほぼ同じ大きさの銅貨ですね。ハーフダラーは銀貨なので色の違いがはっきりとしています。

コインマジックにはスペルバウンドやシルバー&カッパーなど銀貨と銅貨を組み合わせて演じられるものがたくさんありますが、500円玉と同じサイズの銅貨は流通していません。探せばあるのかもしれませんけどね。

ギミックコインが使える

日本では硬貨を加工することは違法です。当然500円玉を加工してギミックコインを作ることは違法ですし、日本円のギミックコインを作っていたマジシャンが逮捕された前例もあります。

しかし、日本以外の国では硬貨を加工してギミックコインを作ることは合法です。もしかすると違法の国もあるかもしれませんが、少なくともハーフダラーを発行しているアメリカ合衆国では合法です。

ですからハーフダラーであれば大手を振ってギミックコインを使うことができます。

世の中にはギミックコインを使用した素晴らしいマジックもたくさんありますから、そうしたマジックを演じる場合にはハーフダラーを使うことになりますね。

マジックらしい雰囲気がある

マジックの演目や演出の仕方、マジシャンのキャラなどでマジックの雰囲気は大きく変わります。日本円の持つ自然さが合う演技もあるでしょうし、海外コインの持つ雰囲気が合う演技もあるでしょう。

マジックの持つファンタジーな雰囲気がうまく伝われば生々しい日本円よりもハーフダラーの方が良い雰囲気になることもあります。マジシャンの雰囲気があっていればハーフダラーがオシャレでかっこいいと思われるかもしれませんね。

500円玉とハーフダラーはどちらを使うべきか?

結局は使い分け

記事の冒頭でも書きましたが結局は使い分けの問題ですよね。その場の雰囲気や演目によって使い分けるのが良いのではないかと思います。

例えば居酒屋で飲んでいるときに「そう言えばマジックできるんだよね?ちょっと見せてよ」なんてリクエストされたときなら500円玉を借りて演じる、しっかりとした場所でマジックの準備をしての演技であればハーフダラーを使うと言った感じでしょうか。

もちろん演目やマジシャンのキャラによりますが、結局は使い分けなので両方で演じられるようにしておくことが大切かなと思います。

練習はハーフダラーがおすすめ

500円玉とハーフダラーの両方で演技できるようになっておくためには両方で練習する必要がありますが、常に同じだけの練習量を確保することはできませんね。

そこで個人的には普段の練習ではハーフダラーを使ったほうが良いと考えています。なぜならハーフダラーの方が少し大きく、ハーフダラーでできるようになっておけば500円玉での演技はそれなりにできるからです。逆は大変です。

まとめ

マジックは自然さや雰囲気も大切です。なのでコインマジックに使うコインは500円玉が良いのかハーフダラーが良いのかなんて話になるのですが、これはケースバイケースで使い分けが大切かなと思います。なのでどちらも使えるのが良いですね。