奇術の森

種明かしだけじゃない手品・マジックの楽しさ伝えます

どんなにアンコールされても同じマジックを繰り返し演じてはいけない

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マジックはひとつだけ演じてすぐに終わるともっとも良い効果を発揮してくれます。少なくともマジックをはじめたばかりの頃は一度に演じるマジックひとつだけにしておきましょう。

そして、どんなに「もう一度やって!」と言われても同じマジックを2度演じてはいけません。

以前サーストンの三原則というのを紹介しました。

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このサーストンの三原則の第二原則が「同じマジックを繰り返し演じてはいけない」なのですが、今回はこの「同じマジックを繰り返し演じてはいけない」についてもう少し詳しく書いてみようと思います。

同じマジックを繰り返し演じてはいけない

マジックを見せてウケると嬉しいものです。「もう一度やって!」と言われたらついついもう一度やってみたくなりますね。でもこれは決してやってはいけません。

同じマジックを繰り返し演じるということはそのマジックの効果を下げてしまい、タネがバレて失敗してしまう可能性が高くなってしまう愚策なのです。

2回目が1回目よりウケることはない

同じマジックを繰り返し演じてもより観客を喜ばせることはできません。

どんなに優れたマジックでも同じマジックを見て1回目よりもビックリすることはありません。2回目は必ず1回目よりも効果が落ちてしまいます。

結果を知っているはずの2回目でもタネがわからなければ不思議さは強調されますが、不思議さだけがマジックの効果ではありません。それよりも一番盛り上がった状態で終わることができれば、「また今度見たい」と思ってもらうことができます。

まったく違うマジックであればいくつか演じても良いですが、それでもたくさん演じすぎるとひとつひとつのマジックの印象が薄れてしまい逆効果になってしまうこともあります。

マジックはたくさん演じても効果が足し算のように積み上がっていくのではなく、演じたマジックの平均が全体の印象になってしまいます。だから、とっておきのマジックをひとつだけ演じてすぐに終わるのが一番良いのです。

2回目はマジシャンと観客の勝負になってしまう

マジックを見て「もう一度やって!」という観客は基本的にタネを見破りたいと思っています。単純にマジックが好きでもっと見たいと思っている観客は別のマジックをやって欲しいとリクエストしてくれる事が多いです。

そうでなくても観客も2回目となると不思議さを楽しむというより「タネを見破ってやる!」という気持ちになってしまいがちです。つまりマジシャンと観客の対決みたいになっちゃうんですね。

これはよくありません。

仮にタネがバレなかったとしても勝負に負けた観客は心から楽しむことはできないし、嫌な空気になってしまう可能性もありますからね。なかにはマジックのタネがわからなくて怒り出してしまうような大人げない人もいます(^_^;)まぁ怒っちゃうような人は例外ですが、そういった気持ちになりやすいということです。

単純にタネがバレやすい

上でも書いたとおり、2回目は観客もタネを見破るつもりで見てきます。さらに、1回なにが起こるか見ているのでどこを注意してみればタネがわかるかについても気が付きやすくなっています。

当然タネがバレる可能性はどーんと上がってしまいます。

同じマジックを繰り返し演じるのはタネを見破ってくださいと言っているようなものです。

まとめ

マジックを始めたばかりの初心者が失敗してしまう大きな原因のひとつが同じマジックを繰り返し演じてしまうことです。

マジックを見せて喜ばれると嬉しくなってしまいますよね。「もう一度やって!」と言われるとついもう一度やってあげたくなりますが、これは逆効果にしかなりません。

特にマジックをはじめたばかりの頃はとっておきのマジックをひとつだけ演じてすぐに終わるのが一番いい結果になるものです。