奇術の森

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【カードマジック入門講座 第5回】カードマジックで最も重要な基本技法「ブレイク」と汎用性の高いカードコントロール「ダブルカット」

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前回のカードマジック入門講座から半月も時間が空いてしまいました。自宅のネット環境が良くなくて動画のアップがしにくい状態になっていたのですよね。それでサクッとあらたに世界最速インターネット「NURO光」を申し込んで、あと数日で我が家にやってくるのでそしたら更新ペースを上げたいと思います。

さて、第5回になるカードマジック入門講座ですがだんだんと難易度が上がってまいります。

今回はカードマジックにおいて現在もっとも重要な技法といっても過言ではない「ブレイク」という技法を解説します。ブレイクは単体で使う技法というよりも様々な技法の準備や組み合わせで使うことが多い技法で、これが非常に多くの技法の基礎となるものです。本格的にカードマジックを学ぶのであれば確実にマスターしておかなければならない技法です。

また、今回はブレイクを使う技法のひとつとして「ダブルカット」を解説します。これは汎用性の高いカードコントロールの技法でとても使い勝手のいい技法です。使い勝手が良すぎて使いすぎには要注意なのですけどね(^^;)

そんなわけで「ブレイク」と「ダブルカット」、そしてそれらを使ったマジックをひとつ解説します。

2枚のカードがお客様のカードを探し出す!サンドイッチカード

2枚のカードがお客様のカードを探し出しというマジックです。とりあえず実演を見てみてください。


【カードマジック入門講座】サンドイッチカード【実演編】

お客様の選んだカードを覚えてもらい、一組のトランプの中に戻して混ぜます。あらかじめ抜き出しておいた2枚のジャックをトランプの上に乗せておまじないをかけると突然2枚のジャックの間に1枚のカードが現れます。もちろんそれがお客様が選んだカードなのです。

前回、第4回でも2枚のジャックがお客様のカードを捕まえるマジックを解説しましたが、今回のものはまた違ったイメージで不思議なマジックになっていると思います。前回のマジックが動の印象だとしたらこちらは静の印象でじんわりと不思議さが出る感じですかね。

ブレイクとダブルカットの解説

今回解説したいのはブレイクとダブルカットという2つの技法です。

冒頭でも説明しましたがブレイクはカードマジックでももっとも重要といってよい技法であると考えています。基本的な原理はトランプを持つときに指などを使ってお客様にばれないように隙間を開けておき目印にするというものです。

  • 特定のカードがどこにあるか見失わないようにする。

  • 特定の枚数目がわかるようにする。

  • 隙間を利用して別の技法につなげる。

単体では地味な技法ですがとにかく汎用性が高く使い方は無限大です。様々技法のベースになるものですからしっかりと覚える必要があります。

ダブルカットはブレイクからトランプをカットするのですが、ダブル、つまり2回行うことでトランプを混ぜたように見せ実際には1回カットしたのと同じ条件になっているという技法です。トランプのカードの並びを変えずに行えるカードコントロールであるため非常に汎用性の高いカードコントロールです。

詳細は動画で解説します。


【カードマジック入門講座】ブレイクとダブルカットの解説

ブレイクはその動き自体はさほど難しくないでしょうが、ある程度の時間キープする必要があるためとにかく自然にできることが重要です。手に変な力が入ったりしないようにリラックスした状態でも特に意識しなくても自然とブレイクがキープできるくらいに慣れておく必要があります。

ダブルカットはカードの並びを変えずに行える、テーブルが不要といったメリットがある非常に便利なカードコントロールです。とはいえ動きが独特ですし多用すると不自然ですから使いすぎには気を付けましょう。次回以降の記事で使いやすいトップコントロールを解説しますので実践ではダブルカットだけでなく複数のコントロールを使い分けるようにしましょう。

コメントを頂いてダブルカットの解説で1つ忘れていたことに気づきました! ダブルカットでよくある誤解で「下から上に回すときに1回ずつきれいにトランプをそろえないといけない」というものがあります。下から回して上に乗せるときは適当に斜めに乗せれば大丈夫です。揃えることよりテンポよく2回サクサクと下から上に回すことが重要です。その後ゆっくりと全体を揃えましょう。 カードを混ぜる動きは多少雑な方が混ざっている感じが強くなりますから1回ずつきれいに揃えなくても全く問題はありませんよ。

2枚のカードがお客様のカードを探し出す!サンドイッチカードの解説

では、「ブレイク」と「ダブルカット」を使ったマジックの解説です。


【カードマジック入門講座】サンドイッチカード【解説編】

トップカードの下に片手でブレイクを作るのはワンハンドブレイクという技法です。ワンハンドブレイクや複数枚のカードの扱いなど、サラッと「ブレイク」と「ダブルカット」以外にも今後のマジックの練習に役立ちそうな要素を入れています。

とはいえそこまで難しくなく構成していると思いますのでぜひ練習してみてください。

まとめ

今回からひとつのマジックに複数の技法を使うようにしてみました。現象自体はシンプルなものですけどね。

本格的な手順ではもっとたくさんの技法を組み合わせて壮大な現象を起こすものもたくさんあります。技法を組み合わせてマジックを演じることに慣れることが重要です。

次回は「ダブルリフト」という技法を解説します。ビジュアルで不思議なマジックを起こすことができる非常に便利な技法です。またダブルリフトとは違った実践的で便利なトップコントロール「マハトマコントロール」を解説する予定です。